住宅購入は「何を選ぶか」より「何を選ばないか」

住宅購入前の基礎知識

住宅購入の相談を受けていると、

「あと少し予算があれば理想の家が買えるのに…」

というご相談をいただくことがあります。

しかし、ライフプランを作成してみると、希望の物件まで1,000万円以上足りないというケースも珍しくありません。

住宅価格の上昇に加え、金利も少しずつ上がっている今、この差は以前よりも埋めにくくなっています。

「あと少し」の差は、実は大きい

「1,000万円くらいなら何とかならないかな」

そう思う方も少なくありません。

実際に毎月の返済額だけでみると、2~3万円程度の差額となるので、何とかなるだろうと予算を増やされる方は多くいらっしゃいます。

ですが、住宅ローンは借入額が増えるほど、毎月の返済だけでなく、教育費や老後資金にも影響してきます。

無理をして理想の家を選ぶことが、本当に理想の暮らしにつながるとは限りません。

だからこそ、住宅購入では「買える金額」ではなく、「無理なく暮らせる金額」を基準に考えることが大切です。

現実的な選択肢は意外と少ない

予算が足りない場合、選択肢はそれほど多くありません。

ひとつは、予算に合う物件へ考え方を切り替えること。

もうひとつは、世帯年収を上げることです。

ただ、年収を上げることは簡単ではありません。

転職や昇進、副業など方法はありますが、すぐに実現できるものではありません。

一方で、物件の条件を見直すことも簡単ではありません。

駅からの距離、広さ、設備、立地…。

どれも譲りたくない気持ちはよく分かります。

だからこそ、多くの方が悩みます。

「何を選ぶか」より「何を選ばないか」

住宅購入では、すべてを手に入れることは難しいものです。

駅近も欲しい。

広い家も欲しい。

注文住宅にも憧れる。

教育費も確保したい。

旅行にも行きたい。

そのすべてを実現できる家庭は、決して多くありません。

だから大切なのは、「何を選ぶか」よりも、「何を選ばないか」を決めることです。

駅から徒歩5分という条件は譲るのか。

広さは少し妥協するのか。

注文住宅ではなく建売住宅も選択肢に入れるのか。

共働きを前提とした返済計画はやめるのか。

「全部ほしい」を目指すのではなく、「これは手放せる」という基準を持つことで、予算は現実に近づいていきます。

家を買うために人生を変えない

住宅購入は、家を買うことが目的ではありません。

その家で、どんな暮らしを送りたいのかを実現するための手段です。

だからこそ、家を買うために人生を我慢するのではなく、人生に合わせて家を選ぶという考え方が重要になります。

予算は、住宅会社が決めるものでも、住宅ローンが借りられる金額でもありません。

これからの暮らしを考えたときに、安心して返していける金額です。

もし希望の物件との間に大きな差があるなら、「どうすれば借りられるか」ではなく、「どんな選択が自分たちに合っているのか」を一度整理してみることをおすすめします。

最後に

「自分たちにとって無理のない予算が分からない」

「理想の家と将来のお金、どうバランスを取ればいいのか悩んでいる」

そんな方は、一度ライフプランを作成してみませんか。

中立の立場だからこそ、住宅会社や金融機関の都合ではなく、ご家庭の現状とこれからを数字で見える化し、本当に無理のない住宅購入予算を一緒に考えます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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