「住宅ローンって、いくらくらいなら大丈夫なんだろう?」
「今の家賃と同じくらいなら、無理はないよね」
住宅購入を考え始めると、こうやって“なんとなくの基準”で判断したくなりませんか?
実際にご相談を受けていても共働きのご夫婦は、「大きな問題はなさそうだけど、ちょっと不安もある」という状態の方が多いです。
実は、ここが一番悩ましいところです
収入もある程度ある
生活も回っている
貯金もゼロではない
だからこそ、
「本当にこのまま進んでいいのか分からない」
という感覚になりやすいんですよね。
なんとなくしか知らない相手の『懐事情』
色々なお話を聞いていると、共働きのご夫婦に共通していることがあります。
それは、
お互いのお金の状況を、なんとなくしか知らないこと
例えば、
・相手の貯金額は正確には知らない
・毎月いくら使っているかはざっくり
・世帯としていくら残っているか分からない
こういった状態は、実は珍しくありません。
むしろ「普通にあること」です。
理由としては、
・それぞれ収入がある
・それぞれで管理している
・わざわざ細かく共有する機会がない
さらに、
・お金の話はちょっと気を使う
・聞き方によっては責めているように聞こえる
こういった要素も重なります。
その結果、
「なんとなく大丈夫そう」という状態で話が進んでいく、ということが起こります。
住宅購入もこのまま進んで大丈夫?
普段の生活であれば問題がなくても、住宅購入のように大きな支出になると、この「なんとなく」が影響してきます。
というのも、住宅購入は
“世帯として”判断しないといけないものだからです。
例えばこんなケース
夫:年収500万円、貯金300万円
妻:年収400万円、貯金は「ある程度あると思っていた」
世帯年収900万円で余裕を持って住宅ローンを借りられるから問題ないと思っていた。
でも、実際に確認してみると、
・思ったより貯金が少なかった
・支出も把握できていなかった
ということがあります。
もちろん、どちらが悪いという話ではなくて、確認する機会がなかっただけなんですよね。
ここで一度立ち止まって考えたいのが、
「今の生活と将来を踏まえて、無理がない借入金額はいくらなのか?」
という視点です。
そのためには、まず土台になる数字が揃っている必要があります。
予算を決める前の3ステップ
①世帯としての状況を整理する
・それぞれの収入
・毎月の支出
・貯金額
ここは少し勇気がいりますが、曖昧なまま進むと後でズレやすいところです。
②将来の前提をすり合わせる
・子どもは何人くらい考えているか
・働き方はどうするか
・教育費の考え方
ここがなんとなくのままだと、後から「思っていたのと違う」となりやすいです。
③余裕のあるラインを決める
・毎月いくらなら無理がないか
・何かあったときにも対応できるか
この「余裕」が残るかどうかが、予算を考えるうえでのポイントになります。
とは言っても…
ただ、ここでつまずく方も多いです。
ここまで読んで、
「大事なのは分かるけど、正直やりづらい…」
と感じた方もいらっしゃると思います。
実際に、
・お金の話を切り出しにくい
・どこまで踏み込んでいいか分からない
・意見がぶつかりそうで不安
という声はよく聞きます。
そんなときは、無理に2人だけで完璧に整理しようとしなくても大丈夫です。
例えば、第三者を入れて整理するという方法もあります。
第三者が入ることで変わること
・感情を挟まずに数字だけ整理できる
・「どちらが正しいか」ではなく「どうなるか」で話ができる
・言いづらいことも出しやすくなる
夫婦だけだと難しい部分を、少し客観的に見ることができるようになります。
まとめ
住宅購入の予算は、
・年収
・借入可能額
だけでは決まりません。
「世帯としての状況をどこまで把握できているか」
ここが大きく影響します。
・相手の貯金額を正確に知らない
・世帯でいくら残っているか分からない
という状態であれば、一度ゆっくり整理してみるだけでも見え方が変わることがあります。
住宅購入は大きな決断なので、急いで結論を出す必要はありません。
「ちゃんと分かってから決める」
それだけでも選択の質はかなり変わります。
最後に
・この価格で本当に大丈夫なのか不安
・自分たちの適正な予算が分からない
・誰かに客観的に見てほしい
そう感じているなら、一度、数字で整理してみることをおすすめします。
住宅購入は、「なんとなく」で決めるには大きすぎる買い物です。
だからこそ、安心して進めるための確認は、感情ではなく数字で判断することが大切だということが伝われば幸いです。
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