住宅ローン金利3%突破。それでも本当に怖いのは金利ではありません

住宅ローンの選び方

2026年5月、フラット35の金利がついに3%を超えました。

住宅購入を考えている方にとっては、

「住宅ローンってそんなに高くなったの?」

と驚くニュースだったかもしれません。

ただ、私がもっと気になっているのは金利の数字そのものではありません。

実は、多くの方がまだ

「住宅ローンは低金利が当たり前」という感覚のまま住宅購入の予算を考えていることです。

しかし、その前提は少しずつ変わり始めています。

30代の多くは「金利がある世界」を知りません

今、住宅購入を検討されている30代〜40代前半の方は、日本の超低金利時代しか経験していません。

そのため、

「変動金利はほとんど上がらない」

「住宅ローンは安く借りられるもの」

という感覚を持っていても不思議ではありません。

実際、ここ20年以上、日本では低金利が続いてきました。

しかし今は、

物価が上がり、

住宅価格が上がり、

金利も上がり始めています。

これまでの常識がそのまま通用するとは限らない時代になってきました。

本当に怖いのは金利上昇ではありません

住宅ローンの相談を受けていると、

「金利が上がるのが怖いです」

という声をよく聞きます。

もちろん気持ちはよく分かります。

ですが、本当に怖いのは金利上昇そのものではありません。

怖いのは、

『金利が上がることを想定せずに住宅予算を決めてしまうこと』

です。

例えば、

・今の返済額なら払えそう。

・共働きだから大丈夫そう。

・ボーナスもあるから何とかなる。

そんな考え方で予算を決めてしまうと、将来の金利上昇や教育費の増加に対応できなくなる可能性があります。

「借りられる金額」と「買っていい金額」は違います

住宅展示場や不動産会社で相談すると、

「この年収ならこれくらい借りられますよ」

と言われることがあります。

ですが、

借りられる金額と、

安心して返していける金額は別物です。

特に共働き世帯の場合、

今の世帯収入を前提に予算を組みがちです。

しかし、

・出産や育児で働き方が変わる

・転職する

・病気や介護が発生する

こうした可能性もゼロではありません。

だからこそ住宅購入では、

「最大いくら借りられるか」

ではなく、

「将来何があっても暮らしを守れるか」

という視点が重要になります。

40年・50年ローンが増えている理由

最近は40年ローンや50年ローンを利用する方も増えています。

毎月の返済額を下げられるため、一見すると魅力的に見えるかもしれません。

ただし注意したいのは、

返済額が下がったからといって家が安くなったわけではないことです。

住宅価格が高くなった結果、

返済期間を延ばして月々の支払いを抑えているケースも少なくありません。

もし長期ローンを選ぶのであれば、

「返済額が安いから」

ではなく、

「なぜその期間が必要なのか」

をしっかり考えることが大切です。

これからは「家を買った後」が重要になる

住宅購入はゴールではありません。

本当のスタートです。

家を買った後には、

教育費、

老後資金、

車の買い替え、

住宅の修繕費など、

さまざまなお金が必要になります。

そのため私は、住宅ローンを組んだ後でも、将来のための貯蓄や資産形成を続けられることが大切だと思っています。

家計に余白を残すような、そんあ戦略を立てるということが、ますます重要になってくる時代に突入しています。

最後に

住宅ローン金利が上がるのか。

住宅価格はさらに高くなるのか。

正直、未来を正確に予想することは誰にもできません。

だからこそ大切なのは、

将来を当てることではなく、

どんな未来になっても対応できる家計を作ることです。

「自分たちはいくらまでなら安心して買えるのか」

「共働きが続かなかった場合でも大丈夫なのか」

「教育費や老後資金まで考えると適正予算はいくらなのか」

もし迷われているなら、一度数字で整理してみることをおすすめします。

中立の立場だからこそ、忖度なしで現状とこれからを数字で見える化いたします。

住宅購入は人生でも大きな買い物です。

だからこそ、物件探しの前に「買っていい金額」を確認しておきませんか?

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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