住宅購入を進める中で、多くの方が最初に不安になるのが住宅ローンです。
住宅ローンには事前審査と本審査があり、事前審査を通過すれば、大多数の方は本審査も問題なく通過されますが、少数とはいえ本審査で否決されるケースもあります。
住宅購入は、物件探し・契約・引っ越し準備などが同時進行で進むため、住宅ローンの本審査が通らなかったときのダメージは想像以上に大きいものです。
だからこそ、住宅ローンは1社だけで進めるのではなく、2〜3社ほど並行して申し込むことをおすすめします。
今回は、「なぜ複数申込みをした方が良いのか」を分かりやすく整理していきます。
そもそも「事前審査」と「本審査」は何が違うのか?
そもそもなぜ、事前審査に通ったのに本審査に落ちるということがあるのでしょうか?
これは、事前審査と本審査で確認される内容が違うためです。
●事前審査
事前審査では、主に「この人は返済できそうか」がチェックされます。
チェックするのは主に以下のポイントになります。
・勤務先
・年収
・信用情報
・その他の借入(金額、返済期間、返済状況)
●本審査
一方、本審査では「本当に融資を実行して問題ないか」という、より細かい確認が入ります。
事前審査の内容と相違ないかに加えて、下記もチェックされます。
・借入時・完済時の年齢
・団体信用生命保険に加入するために必要な健康状態
・雇用形態・勤続年数・年収など勤務先に関する情報
・連帯保証
・年収に占める年間の返済額の割合である返済負担率
・融資可能額
・担保評価
つまり、年収だけではなく、「物件そのもの」や「将来的な返済リスク」まで見られるということです。
そのため、事前審査は問題なく通っていたという場合でも、本審査で減額や否決になるケースがあります。
本審査NGは、想像以上に精神的ダメージが大きい
住宅購入は、気持ちがかなり前に進んだ状態で本審査へ入ります。
物件も決まり、家具のイメージをしたり、子どもの通学を考えたり、「ここで暮らす未来」がかなり具体化している状態です。
そのタイミングで本審査NGになると、
「また探し直し?」
「この物件はもう無理?」
「スケジュールどうなるの?」
と、一気に不安が押し寄せます。
だからこそ、最初から1社だけに絞るのは少し危険です。
複数の金融機関へ申し込んでおけば、万が一1社が難しくても、次の選択肢を持ったまま動けます。
住宅購入では、この“逃げ道がある安心感”が意外と大きいのです。
銀行によって審査基準はかなり違う
住宅ローンは、「どこの銀行でも同じ結果になる」と思われがちですが、実際はかなり違います。
同じ年収、同じ物件でも、A銀行では満額OKだったけど、B銀行では減額、C銀行では否決ということも普通にあります。
これは、金融機関ごとに重視しているポイントが違うためです。
たとえば、
・勤続年数を重視する銀行
・自営業に厳しい銀行
・物件評価を厳しく見る銀行
・共働き世帯に積極的な銀行
など、それぞれ特徴があります。
そのため、1社だけで判断してしまうと、本来通る可能性があった選択肢を自分で狭めてしまうことにもなります。
複数申込みをすると「条件比較」ができる
複数申込みのメリットは、「通る確率」だけではありません。実は、条件比較できることもかなり重要です。
住宅ローンは、
・金利
・保証料
・団信内容
・手数料
・繰上返済のしやすさ
などが金融機関によって違いますし、また、同じ人でも銀行によって提示条件が変わることがあります。
つまり、「通ったところで借りる」ではなく、「条件を比較して選ぶ」ことが大切です。
特に住宅購入は、返済期間が35年前後になることも多いため、わずかな条件差でも総返済額はかなり変わります。
ただし、申し込みすぎには注意
とはいえ、何社も大量に申し込めばいいわけではありません。
短期間で過剰に申し込みをすると、「資金繰りに困っているのでは?」という見え方をする可能性があります。
現実的には、2〜3社程度に絞るのがバランスとしてはちょうど良いかと思います。
まとめ
住宅ローンは事前審査も本審査も、複数の金融機関へ申し込みが可能です。
仮に申し込んだ全てのローンが審査に通ったとしてもペナルティはなく、融資に悪影響を及ぼすことはありません。
そのため、審査に通る可能性を上げ、さらに、自分にあった条件で借入ができるよう比較しながら進めることができる金融機関への複数の申し込みをおすすめいたします。
最後に
・この借入の条件で本当に大丈夫なのか不安
・自分たちの適正な予算が分からない
・誰かに客観的に見てほしい
そう感じているなら、一度、数字で整理してみることをおすすめします。
住宅購入は、「なんとなく」で決めるには大きすぎる買い物です。
だからこそ、安心して進めるための確認は、感情ではなく数字で判断することが大切だということが伝われば幸いです。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
▶▶無料相談・お問い合わせはこちら

